昨日は、やっぱり食後に走りに行くことは出来ませんでした(;^ω^)
今日はがんばって走りに行くつもり・・・つもりじゃなくて絶対行く!(笑)
今日は前置きこれくらいにして本題に入ります。なんせ長いので。
レザークラフトやってる人の永遠のテーマであるコバ処理の技法。
ネットでは切り目本磨きのやり方はかなり載ってますけど顔料系の処理剤を使ったコバの仕上げ方ってあまり見かけませんが実際にやるとわかるんですけど磨くより樹脂系の処理剤できっちり仕上げる方が難しいし手間もかかると個人的に感じてます。もっと上手くなれば手間の方は段取り良くなってあまりかからないかもしれないのですが今現状は、そんな感じです。もちろんただ塗るだけならそう難しくはないですけどね。
また、顔料系の仕上げ材も沢山あってそれぞれで使い勝手が全然違います。そして一長一短な部分もあってなかなか実践で使えるものってなかったりします。ただ、世の中の既製品の多くはコバ処理が顔料系なので大量生産する場合に何か特別な方法があるのかなと思うんです。既製品はいかに合理的に作って値段を設定するかが重要ですからコバに時間かけてられません。そのため、顔料系での処理やヘリ返しが多いんだと思います。
とりあえず勝手な事書いてますがあくまでも上記のことは僕の勝手な妄想と思っていてください。その内、検証できれば自分の中でも確証に替わるけど今の所は別に聞いたわけでもないので僕の勝手な思い込みです。
それで個人的にはドロドロした処理剤より顔料系でもサラサラタイプの方が塗りやすいです。
ただ、サラサラはサラサラの弱点?があって何度も重ねないとなかなか綺麗なコバに仕上がらないです。完ぺきにツルツルのコバにするのは最低3回以上重ねないとダメかも。ちょっとしたコバの凸凹を拾ってしまって表面に出てきますので。
一方、ドロドロした処理剤はすごく(綺麗に)塗りにくいのですが粒子が粗い分、コバの凸凹の影響が少なめなので回数少なく仕上げることが出来ると思います。恐らく既製品の多くはドロドロの処理剤で厚めに塗ってその後に削って仕上げてるんじゃないかなって思います。なのでドロドロ系の処理剤をマスターすれば顔料系のコバでも素早く綺麗に仕上げられるような気がしてます。
上の写真は二種類の顔料系コバ処理剤で一回塗って乾いたときの写真です。右の方がサラサラで左の方が右より少しだけドロドロした処理剤です。コバの条件は同じなのに一回目で既に差が出てます。
上は二回目です。左の方はほぼ仕上がってます。
上は三回目。左はこの後ワックスをこすってつや出して仕上げてます。
上は4回目。右も一応仕上げでワックス刷り込んだけど結局この後、もう一度塗ってから仕上げました。
ちなみに切り目本磨きは
こんな感じになります。
左が着色なしで右が着色ありの切り目本磨きです。
仕上げはワックスを刷り込んでウエスで磨いてます。
それぞれの処理したコバ並べてみました。まだまだ研究中なので完全ムラなしコバにはなってないけどそれぞれ作品として出しても恥ずかしくないレベルなのかなとは思ってます。あとは、この革にはこの処理方法で~
と、言う話になってくるんですがコバ処理にかけられる時間や最終仕上げの状態って商売で革をやってるとなかなか難しいものがあって僕の場合は見た目より触った感じでまぁまぁツルツルになってれば全然okな感じです。中には販売価格の関係でほぼ未処理のものもあります。
こう言うこだわりは革包丁砥ぎと同じで追及すると終わりがありませんからね。
人生ほどほどが一番です(笑)
まめちげ
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